のびのびおんがく

心に残ったライブのことを書きます。

「私の思い出」に出会ってほしい

 

 とても久しぶりの更新になってしまいました。

 といっても誰が読んでいるわけでもないので問題はないのですが、

 今回は、書かなくてはならない、というある使命感をもとにキーボードを叩きました。

 

 内容は、京都のアドベンチャーロックバンド「私の思い出」についてです。

 私の数少ない更新の中でも一度触れたことのある、私の思い出。

 

k2-tkbs.hatenablog.com

 ご本人様やファンの皆様のおかげで、いろんな方が読んでくださったようでとても嬉しかったです。

 ありがとうございました。

 

 さて。なぜ、今、ブログを書かなければならないのか。

 

 それは、私の個人的な理由なのですが、

 「私の思い出」について、私が冷静に文章を書けるのはもう最後だと思うからです。 

 簡単に言えば、好きすぎる、と思うようになったから。

 「恋は盲目」ではないですが、だんだんと見方に偏りがでてきたり、言葉にならなくなったり、どうしようもなくなっていきます。 

 (私の思い出にハマッたときからもうすでに冷静じゃないかもしれないけど、まあそれはおいといてください。)

 

 

 「私の思い出」を知ってから、約1年半。

 10回ほどキャンプ(※ライブ形式の集会のこと)に行ってきました。

 

 目の前で繰り広げられるパフォーマンスに、毎回心動かされています。行くたびに発見があり、毎回行って良かった、という気分で帰ります。 

 

 こんなバンド、何組出会えるでしょうか。 

 

 私はライブが好きで、いろんなところへ行きました。ショッピングモールからライブハウス、ホール、スタジアム。振り返ってみると、フェス込みで270組ほど見たようです。

 

 でも、そのなかで何度も会いに行きたい!!!と思えるのは数組です。

 

 だからこそ思いました。

 こんなにハマるバンド、そう多くは出会えないのだと・・・。 

 

 そして、欲張りでお節介な私は、できればたくさんの人に、私の思い出に出会ってほしいと思うようになってきました。

 

 私が言ったところで、何かが変わるわけではないでしょう。

 そう思って今まで大なり小なり、いろんなことを実行せずにいましたが、最近アドベンチャーな心意気にふれて影響を受けたので、行動に移します!

 

 

どんな人に出会ってほしいのか
 音楽が好きな人やライブハウスが好きな人には、もちろん出会ってほしいのですが、きっと、薦められなくても、いつかどこかのタイミングで出会えるバンドだと思います。
 

 キャンプも多いし、いろんなバンドと対バンしているし、という物理的な理由だけでなく、どこかで話題になっているのを風のうわさ的に知ることもあるんじゃないかと思うのです。

 それくらい、今、キテると思います。

 

 例えば、商店街に行った時なんかでも、センサーの良い人は出会えます。

 参考:三条会商店街(5/5公開。商店街と私の思い出のすばらしさがギュッと詰まったMV!!)


三条会商店街のテーマMV 私の思い出

 日本で一番流行を先取りしている、センス最高の商店街(個人の感想です) 

 

 

 話を戻します。

 わたしは、普段すごしていると出会わないかもしれないな、と思う人にこそ知ってほしいと思います。

 そして、そんな人の中にきっと出会うべき人がいるのではないかと、そう思うのです。

 

 そこで、私の独断と偏見により、出会って欲しい人たちをピックアップして、アピールすることにしました。

 ※出会って欲しい≦キャンプに行って欲しいです。  その第一弾としてのブログ。

 

 どうか、あたたかい目で読んでいただけると幸いです。

 

 

🏕息抜きがしたい人

 いきなりですが、あなたは、外で自由を叫んだことはありますか?

 あるいは、拳を突き上げて歌ったことがありますか?

 あるいは、しゃもじを台所以外で振ったことはありますか??

 

 ええ、あまりないでしょう。普通はありません。そして、ばかばかしいと思ったことでしょう。

 

 でも、息抜きがしたい人というのは、だいたい頑張っている人、だいたい真面目。

 たまには、ばかばかしいことをやってみることをオススメします。

 

 私の思い出のキャンプは楽しい。歌詞に内容がない。ばかばかしい。でもこれは、褒め言葉です。

 ばかばかしいことを本気で、一生懸命やっているのです。

 

 頭を空っぽにして、ライブハウスに行ってみてください。

 気付いたら一緒に拳を上げているでしょう。

 そして、心が軽くなっている。きっとそんな体験ができます。 

 

 

🏕見せ方、魅せ方、を学びたい人

 「私の思い出」は、観客を飽きさせません。

 表情も、動きも、手を抜いているところがないのです。

 そして、本当に演奏技術も高いという、文句なしのバンドです。笑

 

 メンバーは5人ですが、それぞれにいろんな出来事が起きていたりしていて、目が足りません。

 そして、全員に見せ場があります。ソロ、掛け声、踊り、など。

 

 おそらく、初めて見た人は刺激的で飽きないと思いますが、何度も行っているキャンパーさんも、毎回違うことが起きたり、前とは違うところを見ていたりして、すぐに飽きないライブになっていると思います。(はい、沼。危険。)

 

 MCに関しては、よくボーカルだけしゃべって他のメンバーは知らん振り、みたいなバンドいますよね。

 真逆です。全員、気を抜いていません。

 登山さんが主にMCをされますが、他のメンバーは、それに対して相槌をうちます。基本的には褒める形式。

 しかし適当に相槌をうっているわけでもなく、まったく、ちゃんと完結するのです。

 そして、誰も傷つかない結果で終わるのです。

 このパフォーマンスを可能にしているのが、集中力、対応力、そしてメンバー間のグルーヴ感とでもいうのでしょうか。プロフェッショナルだと思います。

 

 一見の価値ありです。  

 

🏕写真を撮りたい人

 彼らは、フォトジェニックなバンドです。

 インスタ映えもそろそろ流行遅れ?とも思いますが、おしゃれインスタグラマーを目指している方、おすすめかもしれません。

 ライブ中は撮影禁止なところも多いですが、私の思い出は撮影OKです。

(※但し、会場やイベントによっては、注意。動画は個人(間)で楽しみましょう!)

 

 衣装、小道具、ポーズ。おしゃれです。かわいいです。

 そして、表情は写真に切り取っても切り取らなくても、いつも光っています。

 忘れがちですが全員男前です。男前すぎて、もったいないくらいなので、写真を撮りましょう。

 

 参考:ちなみに、アーティスト写真(公式HPより)

 

 ただ、ここまで言ってなんですが、正直、写真をとる暇はありません。個人的には良い写真を撮ろうとすると、大事な場面を見逃すので、あまり撮れません。

 どう楽しむかは、あなた次第。

 

🏕勇気がほしい人

 「私の思い出」は「現存する唯一のアドベンチャーロックバンド」として、活動をしています。

 アドベンチャーロックとは何か?

はっきりとした定義はありません。音楽的なジャンルとしては、色んな要素が混ざり合っています。

 

 私は、曲とパフォーマンス、生き様すべてをアドベンチャーロックと呼ぶのではないかと思います。

 道なき道をゆく彼らは勇敢です。

 自由を叫びます。

 「いもほり」四文字だけの歌詞で、会場を沸かせます。

 ステージで釣りをします。

 一番も二番も同じ歌詞の曲を熱唱します。

 書ききれません、とにかく奇想天外なのです。

 

 おそらくこれらは「勇気を与えるために」という押し付けがましいものではなく、

 アドベンチャー道を突っ走っているからこその賜物です。自然に心奮い立たされる瞬間があります。

 


私の思い出4th ALBUM「アドベンチャーロック」トレイラー

 

 

🏕ライブの意味(意義)を考えたい人
 誰でも楽しいライブとはなんだろう?
 音楽はCDでも聞けるのにライブに行く理由はあるのか??
 音楽はなんのためにあるのか???


 私は一時期「音楽とは何か」という究極の問いによってノイローゼになったことがあります。笑
 そんな私に、新しい視座を与えてくれたのが私の思い出です。

 

 キャンプの現場には、平和があります。

 もちろん危険もいっぱいです。なんせ、アドベンチャーだから。 

 

 でも、ここには「生きること」が詰まっています。

 そして、やはり、音楽は必要である、と思う瞬間があります。

 彼らは私に、キャンプに行かなくてどうする。とまで思わせてくれました。

 

 しかし、これは私にとっての意味です。

 どうか、いろんな人の、いろんな感性で、私の思い出と関わってほしいと思います。

 

 

 抽象的でわからない。

 本当にそんなに良いのか???

 そう思うと思います。 

 

 そんな方、どうか一度キャンプに行ってみてほしいです。

 音源ももちろん聞いてほしいですがそこで満足しないで、体験をしてみてほしいです。

 

 来てみて、やっぱり好きではない、と思うのも自由です。悲しいですが、好き嫌いは当然あります。

 でも、きっと何か心に残ることがある、という確信はあります。

 キャンプに参加して、感想や感動が「無」でいる方が難しいような気がします。

 

 

 出会いというものにはきっと遅いも早いもなくて、出会いを促すなんてことは、本当は野暮なことなのかもしれません。

 

 でも、人生は短い。

 もしかしたら、出会うべきバンドなのに、出会わずに死んでしまうかもしれない。

 もしかしたら、出会うべきは、今、読んでいるこのときかもしれない。(ま、違うかもしれないですけどね!笑)

 

 柔軟な頭、素直な心を持った、そこのあなた。朗報です。

 

 キャンプがあります。
 

watashinoomoide.com

 

 

 私の今の段階での感想です。まだ出会って1年半、まだ少ししかキャンプに行っていません。でも、これからもっと好きになってしまう予感しかありません。今のうちに、彼らの何が好きなのか、言語化しておきたくてブログを書きました。

  

 出会いに良いも悪いもないけれど、私は、この出会いを大切にしたいと思っています。

 

 どうか、たくさんの人が、出会うべき人に出会えますように。

 そして、素晴らしいアドベンチャー人生を謳歌できますように。


 読んでいただき、ありがとうございました。