のびのびおんがく

心に残ったライブのことを書きます。

ララ嵐電アドベンチャーにおこしやす!

2019年3月17日、私の思い出×フジタユウスケ2マン企画~番外編~「ララ嵐電アドベンチャーにおこしやす! Vol.2」へ行ってきました。

嵐電とは京都の四条大宮から嵐山までを結ぶ路面電車嵐電の正式名称は京福電気鉄道といいますが、私はこの曲を聞いて知りました。

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ララ嵐電アドベンチャーとは、なんと嵐電の電車の中がステージとなり、貸切で運行しながらライブを行うというイベントです!

 

集合は四条大宮駅。受付をし、早速電車に乗り込みます。

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こんな御席の用意もあり、少し客がざわつきました。

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客も御母様も無事に乗り込み13時を回ったところで、フジタユウスケさんのステージがはじまりました。軽やかに1曲目「カントリー・シジョウ」で電車が動き始めます。フジタさんはカーブと揺れに気を使いながらも爽やかに歌い上げ、2曲目「べっぴんさんがゆく」へと続きました。小気味良いカントリー調の音楽と電車の揺れに身を任せつつ、電車内は手拍子で盛り上がっていきます。そして3曲目は「故郷」。京都づくしのセットリストは、京都で生まれ育ったフジタさんならではのおもてなしです。

往路も後半となり、次の曲は「マイウェイのハイウェイ」。私の思い出の登山隊長がハープで参加されました。車内後部の立ち見席の後ろにスタンバイされていたので、本人の姿はほとんど見えずでしたが、阿吽の呼吸で音のキャッチボールをするような演奏でした。帷子ノ辻駅辺りで停車していたところ、ちょうど2番の出だしの「たまにゃいいだろ ひとやすみ」の部分と重なり、電車も演出を加えていました。

最後の曲は「京はいつも通り」。隊長に加えて、バタやんさんがベース、中居貴族さんがカホンで参加し、京都グルーブが巻き起こりました。大盛り上がりの列車は、駅にいた観光客に見守られながら嵐山駅に到着しました。

演奏が終わると、観客は一旦列車をおりて、転換の時間となりました。この頃にはぐずついていた天気も少しずつ良くなっていました。

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嵐電と私の思い出のコラボレーションは、京都のフリーペーパー『めぐれる』の企画にはじまります。(第4号(2017年新春 / 新春特大号) – めぐれる)(嵐電内ライブイベント「めぐれるLIVE 嵐電アドベンチャー2017」 – めぐれる

めぐれるの企画がきっかけとなり、嵐電のテーマソングを作ることとなったそうです。この辺りのお話は、こちらも京都の情報誌『ゴ・バーン』でのインタビューでも話されていました。(「私の思い出」インタビュー | 特集記事 | 京都の情報誌ゴ・バーン

私の思い出としての関わりはこれらが中心になりますが、登山さんは沿線にお住まいだったということで、ふるさとで繰り出されるアドベンチャーには特別なものを感じます。

 

さてキャンプの話に戻ります。転換の準備が整い、また列車に乗り込みました。

「無事嵐電にたどり着いたぜー!!」と始まったキャンプ の1曲目は「キャンプいこう」。隊長は大きなしゃもじを振り回し電車内は一気にアドベンチャーの空気に染まりました。2曲目の「おはようのきもち」で電車は出発。おはようの気持ちが溢れパワーみなぎる隊長は早速こんな体勢になっていました。

f:id:k2-tkbs:20190322005958j:image嵐電の懐の深さを感じますね。

3曲目は「荒野のネッカチーフ」は御母様がお好きとのこと。揺れる車内でも足踏みをしながらの演奏には、危険な時こそ溢れ出す勇気を感じました。

 

隊長は、車窓に合わせて「あっち行ってこっち行ったら昔の実家!「姉ちゃんがバイトしてたとこ!」とぶっ込んできたり、京都らしい吊り広告を読んだりと、ふるさと紹介も忘れません。

そして、告知。新しい発表もありました。「私の思い出LINEスタンプ発売しまーす!!」

(私ももちろん買いました。ファン同士での活用はもちろん、何より普段使いがオススメです。使えます。いろんな人に送りまくりましょう。)

 

旅も中盤。隊長はおもむろに車両の真ん中にマイクスタンドを立てて、おにぎりを持ちました。

f:id:k2-tkbs:20190322010216j:image見守るメンバー。

次の曲は「おにぎりユニバース」。バンドも客もお母様も垣根を超えておにぎりを握り、踊り、自由を叫びます。

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この頃には太陽も顔を出して、電車内はアツいアツいステージとなりました。 

最後の曲はお待ちかね「ララ嵐電」。フジタユウスケさんもギターで参加です。曲中の「山ノ内駅のホームめっちゃほっそー!」の時に、本当に山ノ内駅に停車していて、計算されつくしたキャンプに脱帽しました。しかし、そこから終点の四条大宮駅まで意外と時間がかかり、ララ嵐電のサビ無限ループとなりました。計算だった説が少々揺らぎましたが、私は、ふるさとよ永遠なれのメッセージだと解釈しました!

ジーザスさんのギターソロも、御母様いじりも、ふるさと紹介もたくさん詰め込まれたララ嵐電。笑いと愛に溢れた空間が町を駆け抜け、無事、終点四条大宮駅までたどり着きました。 

(セットリスト キャンプいこう /おはようのきもち/荒野のネッカチーフ/おにぎりユニバース/ララ嵐電

 

私は電車の中でライブを見るには初めての体験でした。それに、客同士が顔を合わせることはあまりないので、同じ空間に居合わせた人たち皆がこんなにも笑ってる状況というのを初めて目にしたかもしれません。

ハートフルでロックでクレイジーな電車が移動している、京都の町。ふるさとあっての彼ら。ふるさとあっての私たち。楽しくて、おかしくて、なんだか不思議な時間でした。

 

明日3月23日(土)は、らんでんフェスタです!!もちろん私の思い出キャンプもあります。みんなでララ嵐電、歌いましょう。

それでは、また元気にキャンプに参ります。読んでくださりありがとうございました。