のびのびおんがく

心に残ったライブのことを書きます。

らんでんフェスタでアドベンチャー

3月23日(土)、嵐電の西院車庫へ「らんでんフェスタ2019」に遊びに行ってきました。

フライヤーはらんでんフェスタHPより

ゆるキャラがたくさんいたり、洗車体験ができたり、嵐電江ノ電の車両に乗れたり、ライブあり、ビンゴあり、その他諸々お楽しみ盛りだくさんのお祭りでした。鉄道ファンらしき方が多いのかなーと思いましたが、お子さま連れの家族や地域の方など、客層は様々でした。

私が足を運ぶきっかけになったのは、そう、フライヤーの髭の人です。昨年は登山隊長のみソロでの出演でしたが、今年は満を持して!私の思い出での出演でした。 

キャンプを振り返ります。

いつものテーマが流れて、メンバーが登場。当たり前にすぐにはステージに上がらず、当たり前のように会場内を冒険しました。サポートの安東先生はおらず4人での出演でした。
f:id:k2-tkbs:20190405220015j:image←メンバーを探せ

期待を裏切らない登場シーン。

隊長「無事らんでんフェスタにたどりついたぜー!!」

1曲目は「キャンプいこう」。幅広い客層の会場では、手拍子、手をあげるところなど、自然なディレクションをいれてくるのがナイスなところ。なんだなんだ?!、と人を惹き付けていくのがわかります。

隊長「嵐電の天神川のあたり、あれは何ですか。俺にはつりばしに見えます!!!」と半ば強引にこじつけて演奏はじめたのは「つりばし」。CDアルバムでは、元リーダースパゲットー上田さんのサックスから曲が始まりますが、もう上田さんはいないしサポートの安東先生もいません。すると、おもむろに歌い出すメンバー「ワーワワーワーワワーワー」イントロを口でやりましたー!!

わかりやすい歌詞と覚えやすいメロディに冒険心を詰め込んだ、おかあさんといっしょでも使えそうな曲です。
f:id:k2-tkbs:20190405220124j:image←マイクなかったので、隊長が。

いつもよりぷらんぷらん揺れていそうなつりばしを、みんなで助け合いながら褒めあいながら渡りきるかのような演奏を聞けたのがうれしかったです。

 

そして真っ昼間から、「イモイモイモイモイモ」と叫びだす隊長。3曲目「イモほり」。ヤバさがあるのですが、よく考えたら平和で、おかしな光景であるだけ。軽快なスカのリズムで踊りだしたくなるテンション。「イモほり」というお子さまにもわかる歌詞。

ジーザスさんはステージを下りて、さらなるアドベンチャーステージに挑みます。(隊長「ほな俺上がるわ。」という小ネタもはさむ。新喜劇かよ。)

f:id:k2-tkbs:20190405220152j:image

ステージを下りて何をするって、これです。ギターソロ。ギターソロなのかどうかもわからない写真。

見ていたお子さまに、隊長「こんな大人になったあかんでー」と時々近所のおじさん感を出してくるのが、さすが近くに住むアドベンチャーロックバンド。あんなにロックでかっこいいのに、親しみやすさも出せるなんて。

そして「ララ嵐電」。

隊長「インバウンドって言うのを知ったんです。だから、YouTubeで英語の字幕が出ます!!」とのこと。(前も貼ったけど、何度でも見てほしいからリンク貼ります! )

www.youtube.com

山ノ内駅のホームめっちゃほっそー!」の合いの手は、バタやんさんがやりました!ナイス!車庫から響きわたる、ララ嵐電。お客さんも手を振り、歌って、広がるララ嵐電の輪。スペシャルな演奏となりした。

 

ここで「重大発表があります。」と隊長。

「曲順を間違えましたーーー!!!」「イエーイ!!」f:id:k2-tkbs:20190405220241j:image

本当に間違えたそうです。「裏でボコボコにされるわ…」と気にする隊長に、すかさず「かっこいいっす!」とフォローを入れるメンバーたち。(拳に息かけてるジーザスさんが写ってますが)

気を取り直して、「荒野のネッカチーフ」アドベンチャーバージョンで。曲順が変わったからか少々バタバタしましたが、アドベンチャーロックの底力が発揮されるところ!隊長、バタやんさん、貴族さんは楽器を置いて、前に並びます。
f:id:k2-tkbs:20190405220308j:image

ジーザスさんのギターに合わせて、腕をふり、生声で歌い出しました。

そして、出発進行しました。意表を突かれた。
f:id:k2-tkbs:20190405220322j:image f:id:k2-tkbs:20190407012621j:image

 ステージを降りて、ぐるりと会場を一周。歌いながら、飛び跳ねながら。

戸惑う観客、突き進む3人。なんというか、笑うしかいのでずるいと思います。隊長に続く2人は、なんだか助さん格さん的存在にも見えました。最後のサビ前にはステージに戻ってきて、華麗に演奏をし始めるという無駄なかっこよさで、ああやはりミュージシャンだなと思い知らされます。

 

演奏がおわり最後の曲。隊長が去って行ったことで、終わりの雰囲気が出てしまったのか、このタイミングで観客からアンコールが巻き起こりました。コールを受けて、アドベンチャーおにいさんが久しぶりに登場。
f:id:k2-tkbs:20190405220424j:image←「おにぎりをにぎって天国に行きましょう」

 おにぎりを持った隊長がすぐにやってきて「おにぎりユニバース」。

会場を駆け回りながら、遊びまくりました。おかげで大盛り上がり。
f:id:k2-tkbs:20190405220513j:image

「I say 客,you say yeah.」

f:id:k2-tkbs:20190405220529j:imageキャンプは大盛況にて終わりました。

計算込みのはちゃめちゃも、ハプニング的はちゃめちゃもすべて演出へと持っていくところが、さすがたくさんのキャンプを経験してきたバンドです。サバイバル意識が違いますね!

終始笑顔あふれるキャンプでした。

(セットリスト キャンプいこう/つりばし/イモほり/ララ嵐電/荒野のネッカチーフ/おにぎりユニバース)

 

私の思い出は、お祭りやフェスにもってこいのバンドだと思います。とにかく、盛り上げて、笑わせて。誰でも楽しめるから大丈夫。メッセージ性はないが楽しい。ないからこそ楽しい。

それに、こういった様々な客層の集まるイベントでのキャンプは、おかしさが際立って、わけわからなさが増すのでとても良いです。

彼らは一見はちゃめちゃなので、アドベンチャーを好き勝手やっているように見えますが、実際は場へのリスペクトを忘れていないし、それが人の心を掴むこともつながっていると思います。そして、いつの間にかいつもの客も初めての客も駅員さんも皆、わけわからないくらい一緒に盛り上がって、山も海もつりばしを超えていけるようなパワーが生まれている、それがアドベンチャーロックのすごいところだと思います。

ほんとかどうかは確かめに行きましょう。私の思い出キャンプ情報はこちらから。

それではまた元気にキャンプに参ります。読んでくださりありがとうございました!