のびのびおんがく

心に残ったライブのことを書きます。

はじまりのアドベンチャー

2019年2月14日、南堀江knaveへ行ってきました。

先月26日をもって第一次プロジェクトを終了したRED EARTHによる、新体制での初イベントです。

レッドアースと私の思い出は、昨年10月12日に京都磔磔で共演しています。私の思い出の旧リーダー、スパゲットー上田の脱退発表直後のキャンプでした。

その日以来のレッドアース。まさに新章ということで、雰囲気はガラリと変わっていました。ゴリゴリの、という言葉が似合いそうな音楽。でも、寺澤ちゃんは「フォークでしょ?アコギやからね」と言ってました。決意を見たような気になりました。

 

私の思い出はというと、ばかばかしさに磨きがかかった非常にキャッチーなステージを展開していました。

30分間の持ち時間に、溢れんばかりのアドベンチャーロック魂とたくさんの小ネタを詰め込んできた私の思い出。セットリストは、彼らも新章を刻む勢いの4曲でした。

振り返ります。

(新しいネタがあったので、ネタバレしたくない方はご注意ください。というか、読んでもわからないとも思いますし、なんなら私も何を見たのかよくわかってないです。)

南堀江knaveの壁はアドベンチャー感(植物の装飾による空間演出効果の意)があり、登場するだけで場を持っていく彼ら。参考:ABOUT | 南堀江knave

隊長「気持ちを合わせていこうぜ。」と1曲目「Let's go THE CAMP」。私事ですが、12月ぶりのキャンプイン、今年初キャンプということで、急激にアドベンチャーな気持ちを思い出しました!

会場の温度が一気に上がったところで、突然「バタやん、元気?」と言いはじめた隊長。そうです、次の曲は「元気」です。“every time 短パン半袖”の野郎達は、突如スクワットをしながらAメロを歌い出しました。元気というテーマに対して実直すぎる。

f:id:k2-tkbs:20190216204753j:plain←笑っててぶれました。

間奏では安東先生が青汁を運んできて、勇ましく一気飲み。

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元気がみなぎる隊長。

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細かいことは覚えていませんが、見ているこちらもめちゃくちゃ元気になりました。

 

そして、「大事なことを忘れていた」と隊長。みんなに挨拶してなかったことを思い出し、深々と頭を下げ「おはよう〜!!!」と挨拶を。カリスマは礼儀正しいから。

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3曲目は「おはようのきもち」。ラテン系で踊り出したくなるような、ちょっぴりそわそわするような、おはようソング。“おはようってかっこいいな イエーイ!”と気付いたらピースを挙げていて、大抵の人はハッピーになれる曲です。

人間の前で初めてやったとのことで、初披露でした。昨年9月に発売したニューアルバム(ニューでもないけれど、結婚でいえば新婚!!by隊長)に入っていることも、しっかり宣伝。レッドアースとの再会の話と、さらっと「続けていくことやな。」とも。

最後はキラーチューン「おにぎりユニバース」。

アドベンチャーおにいさん……ではなくアドベンチャー博士が大活躍。
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会場全体をひとつにして、最後に私の思い出コールをして、終わり!今の俺たちの音楽はこれだ、をやりきった私の思い出は非常にまぶしかったです。今年もアドベンチャーをともにしたいと強く思いました。

そして、もっといろんな場所でいろんな人に、アドベンチャーロックが届きますように。

現在発表になっているキャンプ情報はこちらから。

(セットリスト Let's go THE CAMP/元気/おはようのきもち/おにぎりユニバース)

 

イベントを通して感じたのは、本気というものは、見ていて気持ちがいいし、こちらも奮い立たされる瞬間があるということでした。

新しい一歩を踏み出すのは、簡単なことではありません。歩き続けることはさらに難しいでしょう。それでも、自分も自分の道を歩き続けていきたいと思える一夜でした。

  

では、また元気にキャンプへ参ります。読んでくださりありがとうございました。

 

上田づくし

12月2日、京都メトロに行ってきました。

10月に私の思い出からの脱退を発表(【スパゲットー上田脱退について】 | 私の思い出)、10月19日高円寺UFOクラブでのキャンプを最後に脱退したスパゲットー上田さんの送別会的キャンプでした。

タイトルは、さよならリーダー、上田づくしスパゲットー上田壮行会

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18:00の開場時間の少し前に着くと、METORO前にはずらりと列が。最後の上田さんの最後の勇姿をみに駆けつけた人々で溢れかえってました。
入場すると、早速メンバーさんが物販にいたり、ジーザスさんが出店していたり、メンバー総出で作り上げる上田壮行会が展開されていました。

上田づくしは、バタやんさんの諸注意から始まります。写真・動画撮影を許可している私の思い出ですが、今回「動く上田は目に焼き付けてください」と動画は禁止とのことでした。「1、2、うえ、だー!!」との掛け声で登場したのは、本日の主役、私の思い出元リーダースパゲットー上田。

何が始まるのかと思うと、ストラップの代わりにヒモをつけたギターを持って、弾き語りを始めた上田さん。曲は宇多田ヒカルtraveling」。これはこれはひどい代物で、泣きにきた客の気持ちの当の本人が踏みにじるというか、名曲を無意味化する力が半端ないというか、たくさんの客の前であの歌を弾き語る上田さんはやはり只者ではない、ということをひしひしと感じる時間でありました。

上田づくしの内容は、貴族さん進行の上田さんとのジャンケン大会、上田さんの弾き語り「毒キノコ」「スズメバチ」、登山隊長のスライドショー、などなど、涙なしには見られない感動的なものばかり……な訳はなく、文化祭の出し物みたいな手作り感のある楽しい時間が。 出し物の合間には、DJ SHINさんの愛のこもった選曲で時間が彩られていました。

これまでの出し物と、DJでキャンプを楽しむ準備はバッチリな会場。上田さんの最後の勇姿を焼き付けるぞという気概は、会場のボルテージを上げていました。
キャンプはいつものインディージョーンズのテーマで冒険が始まります。ステージに上がったのは、メンバーとサポートの安東ジョーンズ博士の5人。「ところで上田おらへんなあ」とあたりを見回す隊長に、「いつまでひきずってんの!!」とジーザスさんが一喝します。「上田は星になったんや。」という設定から始まるキャンプでした。

1曲目は「Let's go THE CAMP」で、上田さんがいない状態でのステージ。「きっとここぞというときに出てくるのだろう」、という期待の高まる1曲目でしたが、「ここぞ」を担ってきたリーダーの重みも感じる時間となりました。
最初のここぞは、2曲目「虫とり」の後半にやってくる上田虫(※虫に扮した上田)。続いて、「つり」による上田魚(※魚になりきった上田)。

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虫とりで捕まえた上田虫は、俺たちの宝石箱である虫かごに入れたまま。
上田魚は、「気持ち悪い。キャッチアンドリリースや。」と言って、海に還した隊長。
宝石のような思い出の一部ともなるけれど、大海原で達者で生きろよ、というメッセージが込められていたのかもしれません。

次の「party time」では炸裂笑顔、ドキドキパジャマの上田さんが歌ったり踊ったりする、人生賛歌。踊り切って、退場。

そして上田さんのいないMCの時間。「さっきから上田がチラチラ見える気がするんやけど。」と隊長が言うと、ジーザスさんが「ナンセンス!!」とまたもや一喝。
「上田は死んだんや。上田上田ばかり言っていては、本人は浮かばれないだろう。」「胸に手を当てて、“あ”、から始まる大事なことを思い出そう」ということに。でも、メンバーたちはなかなか思い出せません。

「アドベンチャーでしょ!!!」

「アドベンチャーするために集まったんや!!」

そんなことを話していると、上田お化けが登場。

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皆で、成仏させようと、仏花を持ってきたり、落雁お供えしたり、お経唱えたり、という悪ふざけコントが展開されます。
そして「夜中のアドベンチャー」という阿鼻叫喚の恐怖の一曲。歌詞を文字り「飛び立てやすひろ」と上田さんを成仏に仕向けたところで演奏が終わります。

そんなこんなで「もーええわ!!」と上田さんが怒って帰っていき、物語が進行します。そこで、震えだすジーザスさん(取り憑かれたのかと思った)は、本当のことを告白。

「実は、上田は死んでない」

死んでなかったのか!!と茶番をやりまくった後、「Don't stop BBQ」で仲直り。8年間同じコール&レスポンスで盛り上げてきたリーダーに敬意を!そして「チャイナライダー」へ。

間にオペラを挟んで、別れを演出する時間も。話の途中に、嵐がやってきてみんなを守るために「俺が羅針盤になる!!」と先陣を切ったリーダー。やっぱり死ぬんか!と心の中で突っ込みつつ、よくわからないけど最終的に感動的なラストを迎えて終わりました。


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一体上田さんは生きてるのか死んでいるのかがわからない、というキャンプは終盤です。

「おにぎりユニバース」
“ドキドキワクワクメソメソプンプンぜんぶ 迷わず握れ”という歌詞には、私の思い出の優しさと強さが滲み出ているのでした。会場全体でおにぎりを握りまくり、自由をさけんで、気付いたら終わっている。そんな幸せな時間がすぎていきました。

そして、アンコールでは、上田さんの師匠K-106の啓太郎さんと一緒に、「お米フリーク」です。
上田くんすごいとみんなで歌い踊って大盛り上がり。この日のためにある曲じゃないのかと思いました。知らない人が聞いたとしたら、ノリはいいが内容はないそもそも上田って誰?という内輪受けの曲だったかもしれません。しかしこの時、スパゲットー上田はとてもすごいという思い出を共有したところでこの歌を大勢の人と歌った。内容がありすぎる、愛に溢れすぎた曲になっていました。
キャンプは終了。

そして、フィナーレへ。スパゲッティ(スパゲットー上田の素らしい)をアフロに刺されながら 、上田さんは「贈る言葉」を熱唱。

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最後に、スパゲットー上田の象徴である、アフロをおくのでした。

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気付いたら上田さんは、みんなに運ばれていました。


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寂しいけれど、ショーとしてとても楽しく、別れなんだけど前向きなキャンプにただただ感動しました。

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最後の上田さんの勇姿、少しでもお伝えできているでしょうか。

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<セットリスト>
Let's go THE CAMP/虫とり/つり/party time/夜中のアドベンチャー/Don't stop BBQ/チャイナライダー/オペラ/おにぎりユニバース//お米フリーク


他にも勝手に感動したことがたくさんあって、ああ、やっぱり私は私の思い出が好きと再確認した日でもありました。

今回のキャンプで、すごかったこと。
上田さんの脱退を、ある種のネタとしてステージに落とし込んでいたこと。
変に思い出話をしたり、上田さんに対する、あるいは上田さんから熱いコメントがあったり、ということが一切ありませんでした。なので、初めて見た人がいたとしても、ショーとして楽しめるのではないでしょうか。前しか向いていないし、外を意識していると思います。視野が広い。

セットリストが素晴らしかったこと。
ネタにしたからといって上田さんの脱退を軽んじているわけではありません。セットリストは、いかに私の思い出が私の思い出として進んできたかということを感じるものでした。
最新アルバムのリード曲「虫とり」から、初期から演奏している「チャイナライダー」といった懐かしい曲(私はキャンプで聞くのは初でした)、定番キラーチューン「おにぎりユニバース」、ずーっと上田くんすごいと歌い続けてきた「お米フリーク」。というように、全体のバランスがとても良いと思いました。お客さんによってそれぞれの思い出と照らし合わせたり、上田さんの功績を讃えたり、といろんな楽しみ方のできるのではと思います。

メッセージ性の高い曲を歌わなかったこと。
どういうことか。一番私が思ったのは「つりばし」を歌わなくてよかったと。「つりばし 」は12小節ほどの短い歌に、歌詞カードにしてたった5行の歌詞。これらを、私の思い出メンバーがひとりずつ歌いあげて、5人で私の思い出であるというメッセージ性があるのかないのかわからない曲です。しかし、聴くとわかるのですが、この曲における上田さんの果たす役割は大きいです。もし演奏していたとしたら、未練を残すかもしれないと思ったからです。

そして、まだ言いたいことがある。私の思い出という存在は、不思議で魅力的です。

“メッセージ性のない歌詞”が一種の売りでもある私の思い出に対して営業妨害かもしれませんが、聞けば聞くほど、内容がないよう(ダジャレです)には思えない。というより、本当になかったとしても、何らかの意味を勝手に持たせてしまうことが人間の性であるのかもしれません。そんな野暮な人間の姿を投影させるという狙いもあるのかもしれません。ないかもしれません。
意味があるのかないのかわからない。本気なのか冗談なのかわからない。彼らの存在は、フィクションのような、ノンフィクションのような不思議な存在です。いつも忘れそうになるのだけど、あんなばかなことしているのに、カッコよすぎることも嘘みたいなんですよね。

曲について、以上のように思うのには理由があります。
上田さんの脱退が発表されたときに、びっくりしたことがありました。それは、今の状況にぴったりな曲もなければ、全部ぴったりにも思えるという不思議な感覚に陥ったことでした。

www.youtube.com


なんでだろう。と考えた時思ったのは、アドベンチャーロックは生きることと直結しているから。ということでした。
これまでもブログであることないこと書いてきましたが、キャンプってなんだろう。アドベンチャーってなんのことだろう。私は、いつもそんなことを考えたり考えなかったりしています。ちなみに、キャンプの時は頭からっぽです。

さて、キャンプの話に戻ります。今回の上田づくし、ふと「通過儀礼」という言葉が頭をよぎりました。
通過儀礼とは、人が生きていく中で新しい地位、段階を獲得していくときに行われる儀式といったところでしょうか。

むかーしにファン・へネップという人が世界中のいろんな儀式やお祭りは何のためにあるのか、そしてその儀式のストーリーを解き明かすそう!とした研究をして、『通過儀礼』という本を書きました。

「ある集団から他の集団へ、またあるステータスから次のステータスへ、次から次へとなぜ移っていかなければならないかということは、〈生きる〉という事実そのものから来るのである。つまり、ある個人の一生は、誕生、社会的成熟、結婚、父親になること、あるいは階級の上昇、職業上の専門化および死と言ったような、終わりがすなわち初めとなるような一連の階梯からなっているのである。これらの区切り一つ一つについて儀式が存在するが、その目的とするところは同じである。つまり、個人をある特定のステータスから別の、やはり特定のステータスへと通過させることに目的がある。」

人生には「いつも越えて行くべき新しい敷居がある」そのために、通過儀礼を行うことで、人生の段階を進んで行く、ということを言っているのです。そういった儀式がいかに生きていくことと直結しているかということも説いています。

ファン・へネップは、様々な儀礼を比較検討して、3つの展開があることを見つけます。
「分離」「過渡」「統合」というストーリーです。
分離は、今までの地位や環境から分離させるということです。今までのままでは、新しい存在に生まれ変われないので、一旦まっさらにするというイメージ。つまり、今までの存在に別れを告げること。
過渡は、俗世界から離されることで何物でもない状態になり、次の地位へ向かって行くということ。
統合は、一段階バージョンアップした状態で、日常の世界に戻してあげるということ。

儀式の中でそのストーリーをたどることで、これまでの自分を捨て新たな地位を手に入れるのです。つまり、儀礼の前と後ではそれまでとは別人になる、「生まれ変わる」ということです。

これを見て思いませんか。今回の、上田づくしのキャンプからフィナーレへのストーリー。

上田は死んだ(分離)→上田は幽霊になった(過渡)→上田はアフロを置き、普通の上田になった(統合)

私の思い出のリーダーから普通の上田へ「生まれ変わる」
5人の私の思い出から、4人の私の思い出へ「生まれ変わる」

そのための儀式だったのではないでしょうか。

生きていくことと直結しているもの。それがキャンプ!

そんな一つの答えを見つけたキャンプでした。
以上、トンデモキャンプ論でした!(怒られそう!笑)


いろんなことを書いてしまいましたが、そんなのはどうでも良い事です。
キャンプは楽しくて、私の思い出はかっこよくて、アドベンチャーロックは素晴らしい。それだけのことです。

本当のことは、どこにもない。その目にうつったことが本当。
キャンプで何が起こっているのか。そんなかっこいいのか。おもしろいのかおもしろくないのか。
みーんな見に来たらいいと思います。そして、ハマるといいと思います。


散らかってしまったのでまとめます。笑
今年は、いろんなところにキャンプにいきました。どれもいってよかった。
今年一番よかったことは、いろんな客の方とお知り合いになれたことです。楽しい思い出を共有できたこと、感謝しかありません。
そして、ブログ読んでくださってる方、いつもありがとうございます。そして、好き勝手書いてすみません。

私の思い出は、来年もどんなアドベンチャーを見せてくれるのか、今から楽しみですね。
上田さんは脱退したけれど、自分の思い出に上田さんがいることって最強でしょう。
上田くんすごい!私の思い出すごい!客もすごい!

今年も1年お世話になりました。
また来年もよろしくアドベンチャーです。

また元気にキャンプでお会いできますように。

私の思い出とカルメラの宴

11月27日、京都磔磔へ行って来ました。

Calmera “Let’s Be Together” vol.11 ~with 私の思い出 “京都大応援大会”~

カルメラと私の思い出のツーマンです!楽しすぎたので、ふざけながら振り返ります。

 

先攻は私の思い出から。

いつものように、磔磔を探検してステージにたどり着きます。私は会場の中ほどにいましたが、“え、なにこの人ら…”、みたいな反応に囲まれて新鮮でした。

隊長「確か、火曜日やんな。火曜の19時、めっちゃいますね。色々頑張ってたどり着いてるのか、色々諦めて来てるのか…?」綾小路きみまろばりのつかみ。でも、漫談ではなく、そこはアドベンチャーロックのカリスマです。「その判断、間違ってません!!!自分に自信持って行こうぜー!!!」と言い切るのが隊長。

よし、隊長についてくぞ!!とこの日磔磔にたどり着いたみんなで1曲目「Let's go THE CAMP」。

キャンプに出ると、早速「虫とり」に躍起になる男たち。この曲は、ブンブンアミを振り回し、ブンブン飛んでる虫を追いかけ、俺は虫が好きと感動的に歌い上げるという、虫とりスペクタクルです。

キャンプにいつもやってくる上田虫が絶滅してしまったらしく心配していましたが、なんと上田虫の亜種、安東虫が元気に飛び回っていました!

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そして捕まえられる。安東先生めっちゃかわいいんですよ。そして、なぜかよくわからないけど上品です。

安東虫のすごいところは、ちょこん、と静止してシャッターチャンスを考慮してくれるところです。というか、虫ってよく時が止まったように静止しますよね、そんな感じ!

と、見た目だけ言うてしまいましたが、安東先生ー安東ジョーンズ博士のキーボードは素晴らしいので、めちゃくちゃ強力なサポートアドベンチャーマンです。虫とりのサックスソロも安東先生のキーボードに。なんだか、洒落た虫感のあるポップでキャッチーな虫ソロでした!そして、その後の、ジーザスさんのみんなの憧れカブトムシギターソロもかっこいいのです。

 

次は、好きな天ぷらドレドレと聞いてくる歌「えび天」です。参加型料理バラエティ。ベースが効いていて、ベースがとてもかっこいいというズルい特徴もあります。

ドラムの貴族さんはみんなの好みも聞き入れて料理に仕立て上げる、天才料理長。彼がドラムで揚げた「かきあげ」には、安東先生が好きなルマンドも、バタやんさんが好きな上ロースも、ジーザスさんが好きなクエ鍋御膳も入っています。でも、でも、隊長の大好きなアレは入っていないのでした…。

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というコントを挟み、

なんでやねん。御膳の中に含まれてそうやん。と心の中でつっこんでいると、隊長の悲しみを癒すかのようなええ声のジーザスさんの歌が。でも、悲しみは天まで届いてしまったのか、急に風が吹き、寒くなり・・・

舞台はロシアへ。次の曲は「コーフェ スマラコーム」。どんな時でも突き進んでいくのがアドベンチャーロックバンドです。大好きなアレが入ってなくたって。

“男らしくありたいのさ どんな時もともだちであろう”って、アホみたいにかっこよく演奏されるので泣きそうになってました(謎) この曲は、オオカミさんもうさぎさんも、みんなでハイタッチをする曲です。運良くアドベンチャーロックのカリスマとハイタッチできた客たちは狂喜乱舞の様でした。ハイタッチなんて刹那的な愛の触れ合いですからね…←

ここで一息MC。隊長「カルメラ押尾コータローさんと対バンした時が人気のピークやと思ってたけど、いま、ハイタッチしててそれが更新されました!!」そんなワルぶりに客席が沸いていると、隊長は貴族さんにビートをくれと言い残し去っていきました。

隊長が手をあげると客席に道ができます。そう海を割るように。つまり隊長はモーセということです(出エジプチョ記より)

え、ほんまに帰ったでヒゲの人、という表情のお客さんが素敵な中、アドベンチャーお兄さんの登場。

f:id:k2-tkbs:20181129203301j:plain←ハンドパワーがすごい写真

お兄さんは、「おにぎりを握れるようになると、ベースを断線させたり、命をもてあそんだりできるから、気をつけて使おうね」と教えてくれました。……不安。

みんなで小さなおにぎりを握っておにぎりパワーをためるのですが、お兄さんはスパルタでした。「そんなんではおにぎり神ご一行を呼べないよ!!」と喝を入れられます。

ご一行?!?!と会場がザワつきつつ大きなおにぎりを握っていると、

隊長と共に、カルメラのホーン隊の皆さんがやってきました!!色的にはおにぎりの具!(明太子)

ということで、クライマックスは「おにぎりユニバース」特別編。フェスのフィナーレかってくらいの豪華さ、達成感。会場も一体となっての大盛り上がりでした。ずっと音が潤沢で、音楽がかっこよすぎて、まさか内容のない歌詞だったなんて誰も信じないでしょう。ユニバース度の高い演奏に感無量でした。

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(セットリスト Let's go THE CAMP/虫とり/えび天/コーフェスマラコーム/おにぎりユニバース)

 

カルメラのゴウシさんは、「この後やりにくう!」との言葉を残して帰っていかれましたが、転換中も楽しむ空気がマックスの会場。

キャンプの興奮も冷めやらぬまま、カルメラのライブがはじまりました。なんと1曲目に私の思い出「お米フリーク」のさわりを。大喜び!そして、キャンプ場から一転、カルメラのパーティーになるのでした。

ライブも終始大盛り上がり。曲でのメインはあるけれど全員のソロはかっこいいし、全員が主役。かつ、お客さんも主役。おもしろいけど音楽が主役。そんなところが私の思い出とも通じると感じました。とにかく、音楽に身を任せておけばいい。とても気持ちの良い時間でした。

乾杯ブギウギ」では笑顔で乾杯。ビールに見立てたタオルがかわいいし、1つ屋根の下1曲の音楽のもと、みんなで楽しむ一体感がステキでした。そしておしゃれな「SUNSET DRIVER」をゆらゆらと踊り、キラキラとした空気が流れます。情熱的だったり、笑えたり、「地中海に浮かぶ女」のようなジャジーでクールな曲もあり。楽しくて贅沢な時間でした。「御堂筋JIVE」で賑やかに〆。

そして、アンコールへ。

私の思い出メンバーも呼び込んでの演奏は、田原俊彦抱きしめてTONIGHT」でした。隊長とゴウシさんが歌い切るスペシャルステージ。

盆と正月が一気に来たような、とはよく言いますが、この時の溢れんばかりの忘年会感は、クリスマスと正月がでかい顔してやってきたみたいな様子。何はともあれ、めでたくて非常にハッピーなステージでした。

最後には全員で、私の思い「出ー!!」カルメッ「ラー!」と磔磔に刻んで終宴です。

 

音楽は素晴らしい!エンターテインメントは素晴らしい!!

幸せを届けてくれるサンタクロースみたいな人たちに感謝ですね。

私の思い出Facebookに、ステキな写真があがっていましたので写真はそちらへ。 

 

最後に重要なこと!最新アルバム『ワンダフル毎日』より「虫とり」のMVが公開されました。

youtu.be

隊長「電車でもイヤホンなんてしなくていい。聞かせてあげたらいい」とのことだったので、 どんどん口伝えしていく方向で!笑

 

楽しい思い出はたくさんあった方がいいじゃないか。と最近強く思っているので、私はまた、元気にキャンプへ ライブへ参ります。そして、ある事ない事ブログに書きます。

読んでくださった方ありがとうございました。

アドベンチャー道をゆく

京都磔磔へ、京都大応援大会vol.5へ行ってきました。

先日、リーダーの上田さんがアドベンチャークック道に専念されるということで、私の思い出脱退の発表がありました。5人での磔磔キャンプは最後の日。

 

対バンは、RED EARTHでした。

彼らは赤い地球からやってきて、やっている音楽は“フォークソング”。赤い地球のフォークロアなのでしょうか。でも、きっと青い地球のロックやフォーク大好きな人たちで、アツくて人間くささも溢れていて、星を超えて仲良く慣れそうな予感がしました。

youtu.be

RED EARTHもメンバーの脱退が決まっています。この磔磔という場所に自分たちの音楽を刻んでいる姿には、胸がアツくなるものがありました。

 

そんなフォークソングパーティの後は、私の思い出キャンプです。

キャンプのはじまりはいつものテーマで、上田さんが先陣を切ってやってきました。

全員が無事磔磔にたどり着いたところで、隊長は「アドベンチャーに染めるぜー!!!」と。みんなを引き連れて「Let’s go THE CAMP」。上田さんの全力チャーミングと、サックスが冴えます。

さあ、みんなで競争だ。

2曲目は「釣り」。実はとっても準備万端な歌。門出にふさわしい曲、にしては歌詞に内容はないですが、きっとそういうことです。

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釣り上げられる上田魚。写真、上田さんだけブレてないということが良くあります。これはきっと、上田さんがすごいからです。

次はなんだろう?と思ったところで、貴族さんのカウント、愉快なサックスの音が。隊長「向こうのつりばしをみんなで渡ろうぜー!!」と「つりばし」へ向かいます。橋を渡れるのは1人ずつですが、確実に全員が私の思い出として渡り切るスペシャル冒険物語。キャンプボーイ、キャンプガールも手をあげて、それに続きます。

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MCでは、磔磔にやっとRED EARTHを呼べたこと。このメンバーで2マンできるのは最後、脱退は悲しいけど、このタイミングでできてよかったということ。

「俺らも頑張って、続けて行こう。」ということで、告知。12/29に初の海外遠征!台湾キャンプ!!

そんな大人気の私の思い出の、大人気のニューアルバムから次の曲。おもむろに本日2度目のアミを取り出し「虫とり」へ出かけます。

ふりまわせアミ。何とろうかムシ。上田さんの「チャーンス!!!」の声に熱が入っていて、隊長の掛け声の多さにも、こちらはすごく力が入りました。でも力抜けそうなくらい、内容はない。 とにかくアミ振ってます。

なのに、「俺は好き ムシが好き」って歌い上げるところで、なぜか、私は泣きそうになるんです。変ですよね。知ってます。

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そしたら、変な虫が出てくるんです。変ですよね。知ってますか?噂によると絶滅危惧種らしくて。捕まえちゃったし、また見つかるかなあ。

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キャンプはとても忙しいので次は「イモほり」です。秋の行楽をしているような気分ですね。アミを振り回し続けた後は、みんなでイモを掘り続けます。とにかくしつこく全力なのが私の思い出。(ほめてます。)

ジーザスさんのギターソロもめいっぱい。RED EARTHのメンバー脱退はとても残念なので、悲しいギター、ふるさとの母を思い出すverを。汚いギターも顔で弾くギターも。みんなで楽しみます。

そして、間髪入れずに好きな天ぷらドレドレ「えび天」。油の前だから汗かく曲です。 貴族料理長の料理は、なんでも取り入れるかき揚げ。「上田より料理うまいんちゃうか」と、いじりまくる隊長。でも、誰かにとって大事なもの、全てを入れることはできないんですね……。

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この辺りのコントは実に秀逸。ナイス客の参加型で、客との境を無くしておいて、ジーザスさんの真顔ギターで、最終的にはステージを劇場に戻す。そして、えび天好きな人の注目に集める。(あれ?音楽のライブ行ったはずやのになぜコントを褒めているんでしょう。)

 

RED EARTH との再会を約束して、座ってもよし、踊ってもよし、オールオッケーの磔磔にお礼を告げたところで、

みんなとおにぎりを握りに来たアドベンチャーお兄さんの登場!

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おにぎりが握れるようになると、ベースを断線させることも、誰かの人生を左右することだってできるように……!?おにぎりを握ることって、本当は、とてもとてもすごいことなのかもしれないですね。(拡大解釈)

喜びも悲しみも米に込めて「おにぎりユニバース」。フリーダム。

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大盛り上がりの中、そのままアンコールの時間へ。

最後まで、上田さんの脱退に直接触れないメンバーにしびれを切らす本日の主役。「上田ワーみたいなんないの??」。

そこで、12/2に壮行会やりますよ!と告知。あくまでも、本日はいつものキャンプ。デイリーキャンプということなんですね。つれない態度が許されるのは、そこに言葉で表せないくらいの愛があるから。

最後は、上田さんのかけ声で「お米フリーク」 。みんなで、上田くんすごい!って歌って送り出します。2番は上田さんが歌って、最後はフロアアドベンチャーで最高に踊りまくる上田さん。やっぱり、すごい。すごい。

 

最後に、全員で手をあげて「私の思い出」を磔磔に刻んで、キャンプ終了。

キャンプが終わって、みんなでハイタッチしたり、ハグしたり、ズボン脱がそうぜーってわちゃわちゃしてるとこ見てたら、「もう終わりじゃー!アホか!」って怒られました。笑

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とにかく、上田さんと、上田さんのサックスが光るセットリスト。メンバーと客の愛が溢れすぎるキャンプ。最高でした。

 

次回のキャンプは、10/19東高円寺UFO CLUB、上田さん東京ラストキャンプ。

京都大応援大会vol.6は、11/27京都磔磔で、Calmeraとツーマンです。絶対良い。

東海地方のキャンプもあります。上田さん壮行会は、12/2京都メトロにて。

 

私の思い出はまだまだまだまだ続いていきますので、これからも要アドベンチャーです!! 

 

 

大事なのはここまでですが、以下は私のアレ。 

 

上田さん、しんみりしなくてごめんなさい。場面によればこういうときはもっと、さみしい、行かないでって言うのが礼儀なこともあります。でも、楽しいしかありませんでした。笑って笑って笑って、次に進んでいこうと、そう受け取りました。

さみしいけども!!!上田さんの代わりなんかいないけども!!!

私は、前向きであることに憧れているんです。

 

家でもどこでもキャンプでも、アドベンチャーという言葉を乱用している今日この頃なのですが、言葉の意味を改めて調べてみました。そしたら、私は知らなかったんですが、アドベンチャーは日本語で冒険という意味でした。そして、冒険というのは、

“危険な状態になることを承知の上で、あえて行うこと。成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみること。” だそうです。

なるほど、アドベンチャーロックバンドに試練が訪れるのは宿命なんですね。

では、

なぜ、あえてアドベンチャーをするんでしょうか。

アドベンチャーの先に何があるんでしょうか。

 

さてはて、私はわからないんですが、私の思い出が音楽で目指すところも、上田さんが料理で目指すところも、結局たどり着くのは同じような気がするんです。方法は違えど。

それがアドベンチャー道なんだと思います。多分。

人生はアドベンチャー。てか、そもそも産道とか究極のアドベンチャーでしょ。今更何言ってんだ私。

 

さあ、やることがいっぱいあります。キャンプ予約、毎日の個人的アドベンチャー、隣の席の人にアルバムの宣伝をしてみる、こっそり店のBGMを私の思い出にしておく、しゃもじを愛でる、などなど、客もとても忙しいと思いますので、皆さん、お体には気をつけて。

読んでくださった方ありがとうございました。それではまた、元気にキャンプへまいります。

   

–上田くんすごい!セットリスト–

Let's go THE CAMP /釣り/つりばし/虫とり/イモほり/えび天/おにぎりユニバース//お米フリーク

 

米どころワンダフルキャンプ

 
10月5日新潟は長岡で開催された、私の思い出一曲入魂キャンプに行ってまいりました。 
6日、7日に開催される米百俵フェスのオープニングアクトをかけたオーディションです!
 
こんなステージで、

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こういう方々を前に演奏するという。
すごいですよね。会場のアオーレ長岡はデザインがすばらしく、ホールも新しくて、居心地良いところでした。
 
開演をそわそわしながら待っていると、テーマソングが流れて、司会の瀧川鯉津さんが登場。そして、審査員のみなさんが席に座られました。(そうそうたるメンバーで、ただの客なのに緊張する自分。笑 だってググったらちびりますよ!←
紹介のあと、早速1組目からオーディションがはじまりました。
 
ステージの流れは、司会の方が紹介文を読む→本人が意気込みを話す→パフォーマンス。パフォーマンスが終わったら、司会の方が代表者に軽く感想をききつつ、審査員に講評をもらうという流れでした。
 
全部で9組の出場でしたが、さすが最終オーディション。全員のレベルが高いし、一曲入魂の姿にはこちらも力が入ってしまいます。いろんな思いでここにやってきていて、いろんな思いで音楽をやっているんだなと、ひしひしと感じる時間。
地元新潟の誇りが見える人、歌への情熱が溢れている人、自分の音楽で世界を動かそうと思っている人、自分という存在を歌で表現する人、仲間と楽しんで音楽を続けている人、これから音楽で新しい世界を切り開こうとしている人、 音楽があったから自分を肯定できちゃった人、青春を音楽の形で表現する人。
 
私の思い出は、どんな人たちだろう。それぞれいろんな思いがあると思います。一言で言えないから、キャンプの様子をどうぞ。
 
9組中8組目に私の思い出の登場です。
 
一曲入魂は、「おにぎりユニバース」。
 
隊長の「無事アオーレ長岡にたどり着いたぜ!」からスタート!
「俺たち現存する唯一のアドベンチャーロックバンド私の思い出。よろしくアドベンチャー」いい声で自己紹介。
 
「今日最後の曲です。」と隊長。
「えーーー!!!」と泣く仲間。
でも明日もあるかもしれんしな。とかなんやかんや小芝居して、
 
「おにぎりユニバーーース!!!」

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おにぎり神ジーザスさんのギターソロも、バタやんさんのキレキレにぎにぎベースも、貴族さんの米粒の活きたエレガントなドラムも、ワンダフルな助っ人安東先生のダンスと超絶キーボードも、飛び出す飛び出す。
 
「客!って言ったら、いえーい!って言ってくれ。」
 からの
「私の思い出!」と会場全体でシメて、 「終わりっ!」
 
前に座っていたので後ろの様子を見る余裕はなかったのですが、会場の空気がググッと変わったことは確かだと思いました。手拍子の音だって、ファンだけじゃなかったはず。
 
司会の方には、「いやーすごいですね、文字通り私の思い出になりました・・・助っ人外国人がきたような、すごいインパクト」と言っていただきました。
感想を聞かれた隊長は「オーディションを受けに来たというかライブをやりにきた。やりきれてよかった」というようなことを。
 
講評は、3人の審査員から。
必死のメモより。なので、途中までしか書けなかったところはそのままにしています。一字一句は違うかもしれないですが、嘘は書いていません。
 
北牧裕幸さん
軽部アナみたいなひとが踊り出してインパクトがあった
・北牧さん「普段からアドベンチャーロックというジャンルを極めようとしている?」→隊長「はい、アドベンチャーロックしかやっていません」
・「歌詞のテーマはどんな感じ?」→「キャンプ楽しいか、アウトドア最高か、カレー作ろうとか。それでアルバム5枚出しています」→「すばらしい」(会場、ざわめき、笑い、拍手)
・「米フェスならではのバンドだが、逆にいうと出来レースと思われかねないか・・・」→「皆さん本当に初めましてです。よろしくお願いします。」
 
・「超かっこよかったです」→「えー、ツイッターでつぶやいていいっすか」
・「会場が一体になっていて」→「それができたのはうれしい」
・「パフォーマンスが完成されていて」→「普段ライブのことしか考えてないので」
・「ボーカルさんは普段は静かな方?」→「 スイッチがあるタイプです」
・「楽しかったです」
 
・「いい声ですねえ」
・「横山だいすけおにいさんが『あ・い・う・え・おにぎり』歌っているが、その方向性とは違う、おにぎりを一つ取り上げるにしてもこっち側があるのかと」
・「インストがしっかりしていて」→「そうでないと笑いを取りにくい」
・「パフォーマンスも計算されていて」
・「こういう場でインパクトは大事だが、その点だけではなく、作品そのもの(がいい、という趣旨のこと)」
・「(アドベンチャーロックのアルバムを)6枚7枚とこれからも出し続けてください」
 
隊長はインタビューの途中も「ナイス拍手!」って言ったり、さすがカリスマ。
 

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全組のパフォーマンスが終了したところで、最後に一言ずつ全体の講評をいただきました。ちょっとここもメモが怪しいですが、要約。
・ここもひとつのフェスのよう。ジャンルも色とりどり
・バリエーションに富んでいた 
・オーディションだがライブとして楽しめた
・どの組もステージに立っている姿が想像できた
・2組を選ぶのは難しい
・以前オーディションで落としたバンドが、他の場所から這い上がってくるということがあった。実はこれはよくあるストーリー。落としたら売れる、なんて言われることも。
 ・選ばれなくてもすごく可能性のある人たち
 
予定よりも長い審査時間、だったのでしょうか。司会の方も話をのばしのばし、新潟名物のお話などを。噺家さんだからお話上手で楽しかったですが、落ち着かない時間でしたね。
 
そして、審査員皆さんステージに上がられて、結果発表。
 
呼ばれた2組は、晴とワさんと、166cmさんでした。
 
総評は、審査員長、総合プロデューサーの北牧さんより。要約。
趣旨としては、未来の次世代のアーティストを発掘しようという目的。
実はもっと完成度の高い方達いっぱいいた。どこを基準とするか難しかった。
2組が選ばれた理由、晴とワさんは、楽曲的にはまだまだだが声の良さと本人の志を買った。166cmは音楽のあり方、家族みんなでハッピーになろうという趣旨が合っていた。その意味では、あえて名前を上げる必要はないかもしれないが、「私の思い出」も非常に素晴らしいバンドだった、ぜひもっといろんな大きい舞台で活躍してほしい。
それぞれの個性を大事に、それぞれの舞台で活躍できるバンドばかりだった。
ありがとうございました。

 

最後にみんなで、「待ってろ米フェス〜!!」と拳を上げてオーディション終了でした。
 
どの組も皆その人らしさがあって音楽への愛も伝わってきて、わたしもひとつのライブとしてこの時間をとても楽しむことができました。行ってよかったです。
晴とワさんは、手嶌葵さんとか優河さんみたいに澄んだ深みのある歌声で、夢にひたむきな姿にわたしも刺激を受けました。166cmは、見た目も歌もキュート。ジュディマリとかチャットとかを思い浮かべたし、わたしと同い年で、あの審査員方相手に等身大で話せる肝の座った感じはやっぱりすごいです。
 
 
でも、1番だ!!と思った人たちの名前は呼ばれませんでした。
ただ、審査員の方々が言ってくださったこと、審査員長さんが総評で名前を上げてくださったこと、これはとても重みがありました。
  
オーディションには、絶対の正解や答えがあるわけではなく、結果は1つの選択。そこには、ただ、それぞれの思いがあるだけなんだと思います。
 
 
無駄なことはひとつもない、なんて言ったらきれいごとかもしれませんが、今回のオーディションも絶対に意味のあるアドベンチャーでした。あんなに会場の空気を変えたバンドです、多くのプロを育ててこられた方々の印象にも残ったバンドです。
 
これが、ただの思い出にとどまることは絶対にない。
 
アドベンチャーな道をもっともっと行け!!ということなんだと思います。
 
 
わたしは、ずっと冷静でいるつもりなのですが(これでも。笑)、正直贔屓目なしで良さを語る事はもうできないでしょう。
でも、あえて言う。贔屓目なしに、私の思い出のアドベンチャーロックは、やっぱりかっこいい。もっと知られてほしい音楽なんです。 
 
・・・と、これだけ熱く真面目なことを書いてきたので、このMVを貼る。なんだこの歌は!
 
キャンプでは、「え、こんなところから登場してくるの?!」と思うくらいアドベンチャーな彼ら。きっと、誰もが予想できなかった登場の仕方で、世界に羽ばたいていくんだと思います。
 

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毎日がアドベンチャー。毎日はワンダフル。
 
読んでくださり、ありがとうございました。
 
 
  

アドベンチャー旋風巻き起こす私の思い出

 

三条会ミュージックフェスタに行ってきました。商店街のテーマソングを歌う私の思い出のキャンプです。

公式HPより

ステージは三条会商店街の中ほどにある三条大宮公園。雨天決行とのことで、カッパをキメて開演を待つと、どんどんアドベンチャーなシチュエーションになっていきました。(その方が断然燃えますね。)

 

「共存共栄で、周りの人に気を使いながら・・・」とリハの時に言葉をかける我らが隊長。リハは、メンバー全員近畿地方の人ですということで「近畿地方」。あと「コーフェスマラコーム」。ほどなくして公園にはたくさんの客のみなさんが集まっていました。

いつものSEが流れ始め、キャンプスタートです。場の特性を最大限に活かして、ステージと客のスペースの境目をなくす冒険的登場。「アドベンチャーなルックなロックバンド、三条会商店街のテーマを歌っている私の思い出です!」と自己紹介しつつ、1曲目は「キャンプ行こう」 。この日の「たましい震えるアドベンチャー」を予言したはじまりでした。かけ足しながら手拍子をして、雨が降っても関係ないなと客に知らしめたところで、2曲目「虫とり」。公園に虫とり網が非常にはえます。雨の中飛び回る上田虫。

3曲目は「えび天」。好きな天ぷらどれどれコーナーでは、会場にいた素敵な幼き人に好きな天ぷらを選んでもらい、会場はハートフルな空気に包まれました。天ぷらには天敵の高湿度でしたが、そんなことは感じさせない貴族料理長のドラムソロは、今日も天ぷらをからりと仕上げていました。

その頃には雨は強くなり、足元はぬかるみ始め、隊長のタオルは絞れるほどにびしょ濡れに。あっちへ行ったりこっちへ行ったり、忙しすぎる私の思い出に翻弄されつつ、客もメンバーも頑張ります。印象的だったのは、ちっさなアクシデントも笑いとチャンスに変える隊長。プロ根性の塊(あるいは笑いへの執着←)。水も滴るいい男といいますが濡れに濡れ、草と戯れ駆け回り、アドベンチャーがすぎるのでした。

そうこうしている間に、「三条会商店街がつりばしに見えてきた!」との隊長のキケンな発言から、私の思い出の中で最もキケンな曲「つりばし」 。当日お誕生日だったバタやんさんの歌声から!おめでとうございます!!そして、貴族さん、ジーザスさん、隊長(もちろんぬかるみの中で)とそれぞれの渡り方で渡っていき、上田リーダーの渾身のボケもかましつつみんなで元気に渡り切りました。なんちゅう平和。

渡り切ったらキャンプも佳境に入ります。最後はお待ちかね、「三条会商店街のテーマ」。歌って踊って、ぬかるみを踏みしめて、ここでこの歌を演奏する意味をかみしめて。ただただ、ハッピーな時間が流れるのでした。

 

間のMCでは、三条会商店街のテーマを歌って、京都新聞に取材を受けたり、Yahooニュースに載ったり、NHK京都に出演したり。おかげで道がひらけた!というお話をされていました。ナイス大抜擢!大感謝!!

そしてこの日、「三条会商店街のテーマ」が全世界に向けて配信開始されました。ちぇけら。

三条会商店街のテーマ - Single

三条会商店街のテーマ - Single

  • 私の思い出
  • J-Pop
  • ¥250

 

本編の後アンコールが自然に巻き起こり、アドベンチャー伝説第二章の始まりを感じさせる1曲目「Let's go to THE CAMP」。

アンコールといっても、普段のキャンプのボリュームで「釣り」「party time」「おにぎりユニバース」と続きました。そしてシメには三条会商店街のみなさんと「三条会商店街のテーマ」をもう一度。

 

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アドベンチャーのステージは、用意された場所だけではありません。そして、アドベンチャーの主役は、ステージの上の人たちだけでもないと思います。

公園、商店街中、日本中、世界中。そして、隣の人、三条会の人、客そして未来の客もみんな一緒に巻き込んで、アドベンチャーは続いて行くんだなと、キャンプを体験していて感じました。

 

 三条会商店街の皆さん、素敵なフェス運営お疲れさまでした!私の思い出のメンバー、キャンプさん、その場に居合わせた運と勘のいい人たち、みなさんありがとうございました!

 

私の思い出 次のキャンプは、新潟は長岡で行われる「米百俵フェス」のオープニングアクトをかけた最終オーディション。そしてフェス出演!?です。これがまたすごいメンツなので、お近くの方、または物理的には遠いけど近くに感じて仕方がないという方、ぜひ目撃してみることをおすすめします!

きっとここでも伝説を刻み、新しいステージへと進んで行くことでしょう!

 

それでは、また元気にキャンプに参ります。皆さん風邪など召されませんよう、台風にもお気をつけて!

最後に、台風もビビって逃げ出しそうな写真をどうぞ。

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アドベンチャー!!

 

–セットリスト–

近畿地方/コーフェ スマラコーム)//キャンプ行こう/虫とり/えび天/つりばし/三条会商店街のテーマ//Let's go to THE CAMP /釣り/party time/おにぎりユニバース/三条会商店街のテーマ(商店街のみなさんと)

京都大応援大会vol.4!

9/9京都拾得にて、京都大応援大会vol.4に行ってまいりました!

出演は、私の思い出とズクナシです。

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遅刻で会場に行ったのですが、会場に入った途端、一気にソウルモードにしてくれたズクナシの皆さん。

歌の力と、その芯の強さに圧倒されました。かっこよくて、優しくて!!!生命力のある音楽。そんな感じがしました。

『出会いをつながりにかえていこう』がモットーだそうですが、人とつながるのはもちろん、明日へもつながって行きそうな歌を体感できて、幸せな時間でした。

 

そんなズクナシの感動的なステージを、一体どうしてくれるのか期待が高まる私の思い出の登場です。

会場をぐるりとアドベンチャーしてステージへ。隊長の一言目は「無事拾得にたどり着いたぜー!!」

みんなでズクナシの感動を分かち合いつつ、会場はいつの間にかキャンプムードになっていきます。1曲目は、「Let's go to THE CAMP」。己のキャンプファイヤーに火を灯していく客。隊長のしゃもじは、薪をくべるかのごとく煽ってきて、さらにボルテージが上がります。

そのままの勢いで2曲目は「釣り」。こちらは、ヘドバン必至のロックナンバー、海の演歌エッセンス入り。キャンプで間違いない曲です。

ちょっとここで脱線しますが、昨日初めておかしなことに気づいてしまいましてお付き合いください。(おかしなことしか起こってないけど。)

こんな清々しい笑顔で釣り上げられる魚見たことあります?!

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釣られてるのにですよ。今から食べられるかもしれへんのに。あなたに釣られてよかった、の顔してますよね。

やっぱり、彼らが釣ってるものは、魚じゃないんですよねー。。。と、妄想はこのくらいにして次の曲。(あ、もし、釣られてしまった魚のリアル度を重視して、上田さんがすごいしょげてる顔してたら、悲しくなりそうですね←)

 

3曲目「虫とり」おもむろに網を取り出し振り回すキャンプさん。もう慣れっこですが、シュールです。ナイス客。この曲では、隊長のメインボーカル以外にも、全員コーラス歌ってるところが好きです。私の思い出版、童謡「虫のこえ」と思ってます。(無理がある?) キャンプでは、これまた忙しいことになります。

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状況をちゃんと思い出せません。いつ虫になっているのか。隊長なんか回してたけど何だったか。一体私は何を見たのか。インパクトがでかすぎて脳の機能が停止する曲でした。おそろしいですね。

 

怒涛の連続技セットリスト、次は「イモほり」です。ジーザスさんのギターソロコーナーはまたもやパワーアップしていました。ギターと顔を見守る空気のパワーアップとでも言いましょうか。私の思い出は、演奏者でありながら観客の目線にもなる表現者。客も、観客でありながら演奏者、表現者ともなる。キャンプのすごいところは、こういうところにあります。 

 

そして「えび天」。おしゃれ×天ぷら×恋のラテン系ダンスナンバー。しょうもなくて、ウケ狙いの真骨頂、関西人のあかんとこ詰め合わせfor youなんですが、実は名曲です。参加型えび天ショートコントも、作り込まれています。みんなで見たい感じ。

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写真は、えび天好きな人を崇めている(?)様子。目が離せません。小指がえび天を表しているという説も。

 

MCの内容は、ズクナシに「筋が通ってる。」と褒めてもらった私の思い出。筋を通した結果、NHKにでれた!というお話などを。「これが筋かー!!」by中居貴族氏

NHK京都での放映は9/18

・ニューアルバム『ワンダフル毎日』の発売は9/19

・京都大応援大会vol.5はRED EARTHと。10/12 京都磔磔

はい、上記3行がテストに出るところです。

 

次は、ブレない私の思い出の新曲「つりばし」。バタやんさんの「行くっす!」から爽やかに展開される、ドキドキハラハラウキウキソング。コント仕立て。

ずるいところは、隊長ですね。あれは何なんですか、来るってわかってるのに。何回笑わされるのでしょうか。からの、上田さんのファインプレーが炸裂してました。期待を裏切らない男。そして、最後に全員で歌い上げるところで、泣けます。なんでや!!

 

さてキャンプも終盤に入ってきたところで、「炎がボーボー」。なんて平和なのかとびっくりしました。バタやんさんの細かい演技が光ります。笑顔で炎を燃やしまくる会場。炎で何をするのか。歌詞によると、何やらみんなのごはんを調理してるみたいです。Hang on 飯ごう。ふむふむ。

そして、その流れでみんなでおにぎりを握ります。アドベンチャーお兄さん(の仮面を被った・・・何者?!)の登場も、大いに盛り上がりました。本編最後の曲「おにぎりユニバース」。

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さて、隊長の一声で、すぐにアンコールへ。飯ごうでお米を炊くのはすごく難しいというディスコナンバー「お米フリーク」。こちらはズクナシのエミちゃんと。エミちゃんは1stアルバム「アドベンチャー!危機一髪!」にゲストコーラスとして参加してらっしゃいます!

飯ごう準備して、おにぎり握って、また米炊いて。米ばっかりやんと思ったそこのあなた。アドベンチャーの源は、米ですからね。知らんけど。さっき、だいぶん大きいおにぎりを握ったので、食べきったと見ました。なくなったらまた炊けばいい。

パワフルかつ優しく、かっこよく!ほっかほかにお米を炊き上げたところでキャンプ終了です。

さあ、あとは、ほかほかご飯をそれぞれ持って帰るだけ。個人的には、最後に「つづく。」と書きたくなるようなキャンプでした。どんどんつづけー!!

 

以上です。

秋も、私の思い出の活動は目白押しです!各自、キャンプ予約、アルバム予約、その他個人的アドベンチャーに勤しむこと!!

ではでは。また元気にキャンプにまいります。ありがとうございました。

 

-セットリスト-

Let's go to THE CAMP /釣り/虫とり/イモほり/えび天/つりばし/炎がボーボー/おにぎりユニバース//お米フリーク

 

youtu.be

 

Q.アドベンチャーロックってなんですか。

A.魂で感じるもんや。by隊長